IE9ピン留め

罪悪感




出向先の職場の皆さんからいただいた少し早目の贈り物。
あまりに可愛らしかったので、写真に撮ってみました^^

家族で分け合って食べてみたところ、みんな申し訳なさそうに
ちびちびと、耳や鼻から食べるので、思い切ってこんな感じで
食べてみました。


非難を浴びる・・
この罪悪感はいったいどこからやって来るのでしょうか・・

# by gauche3 | 2012-02-11 21:56 | ひとりごと | Trackback | Comments(3)

『マッピー』用ボーダー

東京の初雪を



深夜
駅から家までの帰り道
前方から歩いて来る男が
なんだか 怖い

善人なのか
悪人なのか
死者なのか
生者なのか

だんだんと
近付いていてゆくと
実は
男は
遠ざかっていて

それは
やがてやって来る
死に
似ていたりする

そう
思った瞬間
もう一度
目を凝らすと

実は
女で
在ったりして
なおさらに
背筋が寒くなる

深夜
駅から家までの帰り道
暗闇から落ちて来る雪が
なんだか 淡い

始まりなのか
終わりなのか
純白なのか
死灰なのか

これも また
やがてやってくる
死に
似ていたりする

東京の初雪を
手のひらに乗せる

そのまま
閉じることが
出来なくて
なんとなく
笑う

泣いた日のことも
想い出したりして
ますます
笑う

今頃
きっと
眠っている君は
ガスの元栓を
閉めただろうか?
玄関の鍵を
ちゃんと
閉めただろうか?

なぜだろう?

男であることを
思い出して
白髪が増えて来た
前髪をかき上げる
重力や人生や
闇や光に
逆らうように

# by gauche3 | 2012-01-27 21:41 | | Trackback | Comments(2)

『マッピー』用ボーダー

言葉の傍らに





打合せを終えてビルを出て、ふと空を見上げると、こんな感じになっていた。
美しいような、哀しいような、怖いような。

最近、必要に迫られて、携帯電話をスマホに変えた。
まだ上手く使いこなせておらず、中空に向けてシャッターを押した一枚は、
何とも妙な構図で切り取られていた。
原因は良く解らないのだが、一日に数回勝手に再起動していることがある。
Androidというのは、何とも粗雑なOSのように思う。あと5年もしたら、今の
バージョンは酷いもんだった、なんていう話をしているのだろう。

年初から落ち着かない年だなぁ・・と思っていたら、世の中大変なことになっ
てしまって、自分の抱えている問題など問題ですらないような、そんな気持ち
になったりもしたが、いつの間にか当り前の日常のようなものが、したり顔で
戻って来て、またいつもの自分に戻ってしまったような・・そんな気がする。
僕もまた機械と同じように勝手に再起動してるってことなのか・・(笑)

言葉からも、
なんだか遠く離れていた一年であったような・・
それでいて、
それでもいいんだと思い込もうとしていた一年であったような・・
そんな気もする。

「寄り添う言葉」
と、
「言葉に寄り添う」
というのは、
似ているようで、全然違う。
なんていうのだろう・・
受動的と能動的、女と男、内側と外側・・
どれもピンと来ないけれど・・そんな感じの違い。

来年はどんな一年になるのだろう。
少なくとも、今年よりは言葉の傍らに居たい。
ちょうどいま、こんな風に書き綴っているような時間と共に在りたい。

あれっ・・少し早い新年の抱負みたいになってしまいました・・
皆さん、良いお年をお迎えください!


# by gauche3 | 2011-12-30 23:40 | ひとりごと | Trackback | Comments(6)

『マッピー』用ボーダー

底知れない



昼夜
男女

月の
無意味な
満ち欠け

境界線

生命の手前で
愛し合う

それが
男と女?

無責任
過ぎるが故に
愛し合って
しまう

それが?













# by gauche3 | 2011-12-16 22:42 | Trackback | Comments(2)

『マッピー』用ボーダー

星回り




ニュージーランドに「テカポ」という小さな村がある。
この村は、世界で一番美しい星空が見える村と言われているのだそうだ。
つい先日、プラネタリウムの製作では世界一と言われている大平貴之さんが、
新たなプラネタリウム製作のために、この村を訪れるという番組が放映されて
いた。

星は、肉眼で見えるようには動画では撮影出来ないのだそうだ。
このため、番組では一眼レフカメラを利用した定点撮影(?)で、繋ぎ合わせた
静止画の星空を映し出していた。
静止画などと言うにはあまりにも素晴らしい映像で、その分野では著名な写真
家である、アレックス・チャーニーさんという方が撮影に協力されていた。
番組内でのテカポの星空は、天候の状況によりあまり上手く撮影出来なかった
ようだが、ネットで検索してみたところ、アレックスさんのその他の地での労作は
幾つか公開されていた。
http://vimeo.com/24253126

星の映像を見ながら、いつの間にか「星回り」について考えていた。
最近僕は自分から遠かったり近かったりする親族の戸籍ばかり取り寄せていて、
それはとても面倒な作業で(こういったことを仕事にしている方からすれば、大し
た作業ではないのかも知れないが・・)、
『なんで・・こんな面倒なことをオレがやらなくちゃいけないんだ・・』
という、誰かに八つ当たりする訳にもいかない漠然としたイライラ感を覚えていた
のだが、このときふと、
『あぁ・・これもオレの星回りなのかも・・知れん』
と思ったのであった。

初めて目にする戸籍の中には、会ったこともない若くして亡くなった親族が居た
りして、それはそれで、なんだか妙に物哀しくなったりする。
大きなお世話かも知れないが、戸籍に記された名前を見ていると、ずっと前から
知っていたような気分になったりして、何だか目頭が熱くなってきたりするのだ。
漠然と意識していた自分の定点みたいなものが、実はたいそうあやふやなもの
で、自分という存在は、いったいどこでどう間違って生まれて来たのだろう??
などと思う。

大平さんは、
「なぜ星を見たとき、人は感動するのか?」
ということが良く分からないのだという。
星に関しては第一人者とも言える人が、見栄も張らずになんと正直な気持ちを語
るものだと思っていたら、取材中に出会った人々にこの質問を繰り返し尋ねていた。
それぞれの答えに対して、どことなく違和感を覚えているように見えた大平さんが、
最後に写真家のアレックスさんから、
「きっと星も私たちも同じような構成元素で出来ているから・・」
というような(ちょっと違うかも・・)答えをもらい、とても満足げに頷いていた。

『なるほどなぁ・・オレが戸籍を見て妙に感慨深くなるのもこれが理由か・・』
すこぶる勝手な拡大解釈をして、自慢げにそのことを女房に伝えると、
「まったく・・意味が分からない・・戸籍にも構成元素にも感動しない・・」
との答えを返されてしまった(-_-;)
つい先日、40代最後の年齢を迎えた。
星回りだと思っていたことは、実はただ単に年齢のせいなのかも知れない。
年回りって言うのか・・いやそれは意味が違うな・・加齢回り?(笑)

# by gauche3 | 2011-12-04 19:33 | ひとりごと | Trackback | Comments(4)

『マッピー』用ボーダー

デポジット





生まれてきたこと
そのものが
デポジットで
あったのかと

そんな風に思わされる
人生の人に会う

ならば
デカクして
やろうじゃないかとか
見返して
やろうじゃないかとか

一瞬だけ
そう思うのだけれど
やっぱり
一緒になって
折れてしまいそうになる

肉体
精神
内苑
外苑

共に在ることが
必ずしも
良いとは限らない

だから僕は
とてつもなく
人間が好きだ


# by gauche3 | 2011-11-30 23:15 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)

『マッピー』用ボーダー

結び目




去年の結び目が
想い出せなくて

そもそも
結び目なんて
覚えている
訳でもなくて

そのことを
思い出して
思わず
苦笑する

辛い年だった

思える年の暮れ

君は
去年よりも
結び目を
固くする?
緩くする?

僕らには
そんな
自由が
許されていて

出来上がった
結び目は
満足気に
僕らを
見守っている



# by gauche3 | 2011-11-27 22:29 | | Trackback | Comments(2)

『マッピー』用ボーダー

秋めく






その可愛らしさに、思わず衝動買いをしてしまったが・・

僕にはかなり甘い代物だった・・(^_^;)



# by gauche3 | 2011-09-30 00:23 | Trackback | Comments(6)

『マッピー』用ボーダー

チロ



「チロ」という名は、伯父が付けたものなのか、伯母が付けたものなのか、いまとなってはもう分からない。
『仔猫の頃にチョロチョロしていたから・・』
きっと、そんな理由で付けられた名前だと勝手に判断している。

性別にしたって、
「なぁ・・チロって・・オスだよなぁ?」
部屋を片付けながら女房に問うと、
「えっ?メスでしょう?だって、チロだもん」
「いや・・オスだよ。伯父さんは確かそう言ってた」
「メスだと思うんだけどなぁ・・」
と、まぁ、こんな始末である。

警戒心が強く、なかなか人になつかないのは、仔猫の頃に近所の犬だか猫だかに瀕死の重傷を負わされたからだと、確か伯母はそう言っていた。
もう15年以上生きており、人間で言えば90歳以上だと、確か伯父はそう言っていた。
黒よりも少し灰色がかった長い毛と、金色の眼が特徴で、身体は結構大きい。
泣き声はとても可愛らしいのだが。

僕ともかれこれ10年以上の付き合いがある訳だが、つい最近まで僕の姿を見るとすぐに逃げ出していた。
伯父が入院してエサをやるようになってから、やっと僕の声に対しては反応してくれるようになった。

「チロ」
「にゃぁー」
「ほら、ごはんだよ」
「にゃぁー」
「食べろよ」
「にゃぁー」
とまぁ、こんな感じではあるのだが。
相変わらず、一歩近付くと逃げる。

僕はひどい猫アレルギーで、猫を飼っている家に遊びに行くと、鼻が詰まって喉がヒューヒュー鳴り出して、まるで喘息のような症状になってしまう。
伯父がまだ和室に寝ていた頃、チロは昼間は勝手にそこいら中をさまよい歩き、夜になると家に戻って来て、伯父が寝ている布団の脇で小さくなって眠っていた。
伯父が入院してしまってからは、ほとんど空き家になっている家の窓を開けっ放しにする訳にもいかず、外に締め出されてしまった。
エサは、伯父とは長い付き合いの隣の中華料理屋のおばさんが朝晩庭に置いてくれている。伯父と話して、物置の引き戸を少しだけ開けておいて、その中にチロ用の小さなベッドを置いておいた。いつの間にか、気が向いたときにはここで眠っているようだ。

夕方、少し疲れて台所でウトウトしていると、遠くでチロの声がする。
寝ぼけ眼を擦りながら、カーテン越しに庭を見渡したのだが、何処にもいない。
ふと、脇に目をやると、丸くなって縁側に横たわっていた。
庭に出て近付いてみると、今日は逃げない。

「チロ」
「にゃぁー」
「ここにいたのか」
「にゃぁー」
「チロ」
「にゃぁー」
「伯父さん・・死んじゃったよ」
「・・・」

僕の発する単語に必ず答えていたチロは、黙ったまま金色の眼で僕を見上げている。

「チロ」
「にゃぁー」
「伯父さん・・死んじゃったってば」
「・・・」

『僕の言葉が分かるのだろうか・・』
そういえば、ここ2日はエサも食べていない。
チロの両耳の周りを大きな蚊がブンブン飛んでいる。
チロの耳は信じられないほどの速さで小刻みに動き、蚊を追い払っている。

『蚊の野郎・・バカにしやがって・・チロだってまだこんなに動けるんだ』
ふと、自分の左腕を見ると、まだら色の蚊が止まっている。
右手で追い払うと、既にたっぷりと血を吸い終えたのか、ノロノロと飛んでゆく。
殺す気も失せて、蚊の行く先を目で追っていたら、庭中ウンザリするほど雑草が伸びている。
生命は残酷で、不平等で、ときどきめまいとか、吐き気とかを感じさせてくれる。

チロは僕の脇を通り、鉄柵の間をすり抜けて、路地に出て行ってしまった。
思わず立ち上がり、後を追うと、もう数十メートルも先を歩いている。

「チロ!」
名前を呼ぶと、立ち止まり小首をかしげて僕を見やった。
そして、何も言わずに、そのまま路地の突き当たりにある空き地に消えていった。

その夜は、なんだかチロのことが気になって良く眠れなかった。
あれがチロを見かけた最期・・なんてことになると何だかいたたまれない。
翌朝、庭に出て物置の前にあるボウルを見るとエサが無くなっていた。
ちょっと安心して、また片付けをしていたら、庭先でチロの声がする。
サンダルを履いて庭に出ると、隣家との塀の上に寝そべっている。
近付いてゆくと、珍しく今日も逃げない。
手が届くところまで近付いて、おそるおそる頭を撫でてやると、いつもの声で、
「にゃぁー」と鳴いた。
喉元をさすってやると、気持ちよさそうに、もう一度「にゃぁー」と鳴いた。
ちょっと、感動した。

「チロ」
「にゃぁー」
「ごめんな」
「にゃぁー」
「エサは隣のおばさんがくれるから」
「にゃぁー」
「オレ、今日帰るからな。伯父さんの遺骨も連れて帰るぞ」
「・・・」

『やっぱり、言葉が分かるんだろうか・・』

伯父さんは最期までチロのことを心配していた。
「いいかげん・・早く死んで欲しいんだよなぁ・・」
病床でそんな言葉を何度も口にしていた。
ときとして誤解されることもあるが、想いとは色んな形で表現される。

もう喪主も3回経験した。ベテランだ。
チロ。
お前も僕が見送ってやる。
猫アレルギーだけれど(笑)


# by gauche3 | 2011-09-14 22:12 | ひとりごと | Trackback | Comments(10)

『マッピー』用ボーダー

どこか 笑える





泣きたくて
叫びたくて

笑いたくて
生きたくて

そんなとき

君が
ふと呟いた
言葉を想い出す

そうなったら
私は
純粋に悲しい

今日と明日の
境目で
いま一度
想いを担う

出会いも
別れも

這いつくばることも
逃げつづけることも

生きることも
死ぬることも

どこか
笑える

そう ありたい

いつか君と
笑い あいたい


# by gauche3 | 2011-08-31 21:45 | Trackback | Comments(0)

『マッピー』用ボーダー

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